セキュリティを通じて企業の挑戦を支え、日本のDXを前に進める

グループビジネス サイバーセキュリティ 
ディレクター
H.N.

PR・デジタルマーケティング領域を経て、国内・外資系セキュリティ企業でEDRの普及や市場啓発を推進。現在は、チェンジホールディングスグループのサイバーセキュリティ事業を担うサイリーグホールディングスにて、マーケティング本部の責任者として、セキュリティサービスの企画・開発、アライアンス、プロモーションを統括している。

事業を止めないために。セキュリティという領域に軸足を置いた理由

私のキャリアの出発点はPRやデジタルマーケティングでした。その後、国内のセキュリティソフトウェア企業でマーケティングを担当するようになり、自然と「事業を支える仕組み」としてのセキュリティに関心が向くようになりました。

2012年にセキュリティ企業へ入社して以降は、企業はもちろんのこと、病院や工場、行政サービスなど、社会を支えるさまざまな現場でITが欠かせない存在になっていることを実感しました。そうした現状で、サイバー攻撃によって事業が止まってしまうリスクを目の当たりにし、企業が挑戦し変化していくためには、まず"止まらないこと"が前提になる。その気づきが、この領域に軸足を置く大きな理由になりました。

現場で気づいた、日本のセキュリティが抱える構造的な課題

2017年からは外資系サイバーセキュリティ企業で、EDR(Endpoint Detection & Response)の普及や市場啓発を担当しながら、多くの企業の現場と向き合ってきました。その中で、日本のセキュリティが抱える構造的な課題が徐々に見えてきました。

まず、多くの企業では、予算や人材の面で十分な体制を整えることが難しく、対策が後回しになりやすい状況がありました。さらに、企業内にはセキュリティ専任の人材が少ないことで負担が集中し、キャリアパスも描きづらいという声もよく耳にしました。結果として、「製品を導入すれば安心」という対処が優先され、体制づくりの部分が手薄になりがちでした。また、市場の中心を海外ベンダーが占め、国内企業が育ちづらい産業構造も課題に感じていました。

加えて、サイバー攻撃を受けた企業の支援が遅れがちな現実にも直面しました。急いで相談先を探しても、対応開始まで1〜2週間待たされてしまうケースは少なくありません。さらに、提示される費用が極端に高額になることもあり、被害にあった企業が必要な支援へスムーズにたどり着けない状況が存在していました。

こうした現場の声を聞くうちに、より多くの企業が必要な対策に取り組めるよう、"仕組みそのものをより良くしていく側"に回りたいという思いが強くなっていきました。

セキュリティを通じて、企業の挑戦に伴走する

チェンジホールディングスと出会った際、「テクノロジーで人と組織をアップデートする」というミッションが、自分の価値観と自然に重なりました。企業がDXを進めたり、新しい仕組みを導入しようとしたりする場面で、セキュリティが十分に整っていなかったことで、組織全体の挑戦に影響が出てしまうケースに触れる機会がありました。そうした経験から、私はセキュリティを「何かを守るための防壁」としてではなく、むしろ企業の「変化を支える力」だと捉えるようになりました。

チェンジホールディングス/サイリーグでは、その考え方を踏まえながら、企業が安心して前に進める環境づくりに取り組んでいます。企業のサイバー攻撃のリスクを軽減するだけでなく、「どうすれば企業がもっと自由に挑戦できるか」という視点からサービスや仕組みを設計していく。そのプロセスに関わることで、セキュリティ領域での新しい価値づくりに携われている実感があります。

チェンジホールディングスで感じた、スピードと実装力のある環境

実際に入社して特に感じたのは、経営陣との距離が近く、議論から意思決定、実行までのスピードが速いことです。役割が固定されすぎず、自ら考えて動くことで事業を前に進められる環境があります。

そのスピード感を実感したのが、新サービスを立ち上げたときでした。企業がサイバー攻撃被害に遭った際、必要な支援にすぐにたどり着けない構造を踏まえ、「あらかじめ年間契約を結ぶことで、何かあれば即座に復旧支援に入れる仕組み」をつくり、多くの組織に提供したいと考えました。そこから、専門企業と連携して設計・開発を行い、半年ほどでサービス提供まで至りました。構想から実装まで一気通貫で短期間に進められたのはチェンジホールディングスの環境だからこそだと感じています。

さらに、販売代理店の方々がサービスの価値を深く理解し、全国の企業へ提案してくれていることも大きな手応えです。自分たちのつくったものが実際に社会の課題解決につながっていく実感があります。

誰もが適切な対策に取り組める仕組みを目指して

前段でも触れましたが、企業のセキュリティ体制には"予算・人材・体制"といった面で大きな格差が存在しています。特に、担当者が不在だったり、少人数で多くの業務を抱えていたりする企業では、十分な対策を講じたくても難しい実情があります。こうした課題を前提に、私たちは「企業規模に依存せず、必要な対策に取り組めて、事業を前に進められる環境をつくる」ことを次の大きなミッションと考えています。そのために、セキュリティ担当者を支援し、限られたリソースでも適切な対策を実行できる新しいサービスづくりを進めています。

セキュリティ格差を埋めることは簡単ではありません。しかし、この難題に挑むことこそが、日本企業全体の挑戦力を底上げし、DXを前へ進めるための重要な一歩だと感じています。

自分の役割を広げながら挑戦できる環境

チェンジホールディングスには、役割の枠にとらわれず、自ら考えて動くことを歓迎するカルチャーがあります。状況に応じて何が必要かを判断し、スピーディにアクションを起こすことが、事業の前進につながる。そんな価値観が組織全体に根づいています。

私は、指示を待つよりも自分で課題を見つけ先に動く方が成果につながると考えています。状況を読み、必要な手を自ら打つことでスピードも上がり、結果としてチーム全体の推進力にも寄与できます。うまくいかなかったことも次の改善材料になるため、立ち止まるより前に進むことを大切にしています。そうした働き方が自然に活かせるのが、チェンジホールディングスの魅力だと感じています。

この環境では、自分の役割を固定せずに「どうすれば事業が前に進むか」を考えながら動ける人。課題を構造的に捉え、まず一歩を踏み出せる人。そういう人にとって、ここは成長機会にあふれたフィールドになると思います。